花粉症対策

    花粉症が目に多い理由は

    花粉症は、目以外の部分にもアレルギー性鼻炎などの症状が現れますが、目は非常に症状のでやすい場所です。それには、次の理由が考えられます。

    • 結膜という部分は直接外界に接しており、花粉が入りやすい。
    • 入ってきた花粉の成分の中でも、からだとの反応を生じる抗原の蛋白質が目を常にうるおしている涙液によって溶かされやすい性質があります。
    • 結膜には実際のアレルギーの反応をひきおこす免疫細胞がたくさんあり、血管もたくさんあるためにからだの方から、次から次へと炎症を起こす細胞が入り込みやすい。
    • また、花粉は目に直接触れる以外に鼻を通して吸い込むことによってもからだに入り、全身のアレルギー反応の結果、目にも症状が出ることもあります。

    花粉症の治療法

    • 花粉性結膜炎の治療には抗アレルギー薬という薬が、主として用いられています。これは、先ほど述べたアレルギー反応の中で、かゆみやくしゃみなどを引き起こす指令を伝える物質が細胞から血液に出てこないようにおさえる薬です。通常目薬として使用します。
    • 症状が強い場合は、ステロイド薬も用いられることがあります。ホルモンの薬であるステロイド薬は、適切に使用すればとてもすぐれた薬ですが、目に緑内障などの副作用が現れることがあるので、使用にあたっては注意が必要です。
    • それでも、強いかゆみなどで日常生活や仕事に差し支えがある場合は、抗アレルギー薬をのみ薬として服用することもあります。
    • 以上のような治療法は、症状をしずめるための対症療法というものですが、これに対しアレルギーのもとをおさえる治療に減感作療法があります。原因となる花粉が検査でわかっている方に対し、その花粉を低い濃度から徐々に高い濃度まで時間をかけて注射することによって、からだが反応しないようにならす方法です。