緑内障は非常に多い病気で、40歳以上で5%、60歳以上では1割以上の患者がいます。患者さんは多いのですが、緑内障の失明率はかなり低く、早期に発見して適切に治療を受ければ、生涯視野と視力を保てる病気です。
ただし、早期や中期では自覚症状がないために、治療をやめてしまう方が多いのが問題となっています。

緑内障の進行
初期
目の中心をややはずれたところに見えない部分ができます。自分自身で異常にはなかなか気づけない場合が多いです。
中期
見えない部分が拡大し、視野の欠損が広がってきます。しかし、この状況でも片方の目によって補われるため、異常に気付かないことが多いです。
末期
視野は、さらに狭くなり視力も悪くなって、日常生活にも支障をきたすようになります。そのまま放置すると失明する恐れがあります。